ねずみ鋳鉄鋳物は砂型鋳造法で製造されるのが一般的ですが、精密精度が要求される鋳物や複雑な構造の鋳物については、インベストメント鋳造プロセスも良い選択です。
ねずみ鋳鉄を鋳造する際には、お客様の基準や要件に従って化学組成と機械的特性を厳密に遵守します。さらに、当社にはねずみ砂鉄鋳物の内部に鋳造欠陥があるかどうかをテストする能力と設備があります。
鋳鉄の炭素含有率は 2 ~ 6.67 ですが、実際の限界は通常 2 ~ 4% です。これらは主に優れた鋳造品質のため重要です。ねずみ鋳鉄はダクタイル鋳鉄よりも安価ですが、引張強度と延性はダクタイル鋳鉄よりもはるかに低くなります。ねずみ鋳鉄は炭素鋼に代わることはできませんが、ダクタイル鋳鉄は引張強度、降伏強度、伸びが高いため、場合によっては炭素鋼に代わることができます。
インベストメント(ロストワックス)鋳造は、ワックスパターンの複製を使用して、複雑なニアネットシェイプの細部を精密に鋳造する方法です。インベストメント鋳造またはロストワックスは、通常、セラミックシェルで囲まれたワックスパターンを使用してセラミックモールドを作成する金属鋳造プロセスです。シェルが乾燥するとワックスが溶けて型だけが残ります。次に、溶融金属をセラミックの型に注入することによって鋳造部品が形成されます。
シリカゾル鋳造プロセスは、RMC インベストメント鋳造鋳造所の主要なインベストメント鋳造プロセスです。当社は、スラリーシェルを構築するためのより経済的で効果的な接着材料を実現するために、接着材料の新しい技術を開発してきました。特にステンレス鋼鋳造や合金鋼鋳造では、シリカゾル鋳造プロセスが粗い粗悪な水ガラスプロセスに取って代わる圧倒的な傾向となっています。革新的な成形材料に加えて、シリカゾルの鋳造プロセスもより安定し、熱膨張が少なくなるように革新されています。
DIN EN 1561 に準拠した品目 | 測定 | ユニット | EN-GJL-150 | EN-GJL-200 | EN-GJL-250 | EN-GJL-300 | EN-GJL-350 |
JP-JL 1020 | JP-JL 1030 | JP-JL 1040 | JP-JL 1050 | JP-JL 1060 | |||
抗張力 | Rm | MPA | 150-250 | 200-300 | 250-350 | 300-400 | 350-450 |
0.1%の耐力 | Rp0,1 | MPA | 98-165 | 130-195 | 165-228 | 195-260 | 228-285 |
伸び強さ | A | % | 0,3 – 0,8 | 0,3 – 0,8 | 0,3 – 0,8 | 0,3 – 0,8 | 0,3 – 0,8 |
圧縮強度 | σdB | MPa | 600 | 720 | 840 | 960 | 1080 |
0.1%の圧縮強度 | σd0,1 | MPa | 195 | 260 | 325 | 390 | 455 |
曲げ強度 | σbB | MPa | 250 | 290 | 340 | 390 | 490 |
シャイフスパンニング | σaB | MPa | 170 | 230 | 290 | 345 | 400 |
せん断応力 | てぃ | MPa | 170 | 230 | 290 | 345 | 400 |
弾性モジュール | E | GPa | 78 – 103 | 88 – 113 | 103 – 118 | 108 – 137 | 123 – 143 |
ポアソン数 | v | – | 0,26 | 0,26 | 0,26 | 0,26 | 0,26 |
ブリネル硬さ | HB | 160 – 190 | 180~220 | 190 – 230 | 200~240 | 210~250 | |
延性 | σbW | MPa | 70 | 90 | 120 | 140 | 145 |
張力と圧力の変化 | σzdW | MPa | 40 | 50 | 60 | 75 | 85 |
破断強度 | Klc | N/mm3/2 | 320 | 400 | 480 | 560 | 650 |
密度 | g/cm3 | 7,10 | 7,15 | 7,20 | 7,25 | 7,30 |
